2026年度 美術科教育学会リサーチフォーラム in 東京・成城
Notice of the Research Forum in Tokyo・Seijo
教科教育としての「造形遊び」と、それ以外の「造形遊び」
粟津謙吾(成城学園初等学校)
◆ 開催概要
日 時 2026年9月19日(土)13:00〜17:00(予定)
会 場 成城学園初等学校 東京都世田谷区祖師谷3-52-38(小田急線「成城学園前駅」)
開催方法 対面開催 + Zoomミーティングによるライブ配信
定 員 対面100名(上限)、オンライン無制限
参 加 費 無料
対 象 美術科教育学会会員・非会員を問わず、教育・美術に関心のあるすべての方
◆ 趣旨
本フォーラムは、高学年の造形遊びを手がかりに、造形遊びのもつ経験的な学びの豊かさを、図画工作科の教科教育における系統性や、特別活動などの他領域、総合的な学習の時間などの他教科との関係の中でどのように接続して捉えることができるのか、その実態の一部を明らかにすることを目的とする。
昨年度のリサーチフォーラムでは、授業という具体の姿を通して「造形遊びの現在地」を問い直し、理念と現代の授業との接続、教材構成・環境設定・教師の関わり方などを検討した。また、2026年3月14日の「造形遊びを再定位する」では、造形遊びをめぐる現場の困難を成立条件として捉え直し、高学年を含むカリキュラム上の位置づけや他領域との関係を再検討する必要性が共有された。
本年度は、その問題意識を受けて、高学年の造形遊びの授業映像を共通資料とし、授業者の評価・参観者の評価・子どもの自己評価・振り返りを比較することで、同一の授業場面に対する見方の重なりとズレを可視化する。評価の比較を前面に出すのは、評価法そのものを結論づけるためではない。むしろそのズレを通して、高学年の造形遊びが実際にはどのように成立しているのか、絵・立体・工作とどう連続し、どこで重なり合うのか、さらに図画工作科のカリキュラムの中でどう位置づけ直しうるのかを、具体的に解明することを目的とするためである。
本フォーラムでは、以下の三段階を通して、造形遊びの未整理の論点を可視化し、今後の研究と実践につなげる場としたい。
・① 授業映像を通した実践解明
・② 三者比較による多角的評価
・③ 制度・カリキュラムへのボトムアップの提言
あわせて、造形遊びの内容が、図画工作科の教科教育以外の総合的な学習や特別活動において、どのような活用や展開が可能であるのかの検討を行いたい。小学校現場の実践者に限らず、研究者、他校種の教育実践者など、校種を超えた多様な立場の登壇者を迎えることで、造形遊びをめぐる議論をより立体的に深めることを目指す。
◆ プログラム(予定)
|
13:00
|
開式
|
|
13:10
|
授業動画視聴
|
|
13:30
|
授業実践者の発表(造形遊びの評価の方法を中心に)
|
|
13:50
|
箱庭的フレームによる読み取り
(*教科教育内における逸脱や脱構築の可能性について)
|
|
14:20
|
前半の内容についての議論
|
|
15:00
|
休憩
|
|
15:20
|
総合的な学習や特別活動における造形遊びの展開や可能性
|
|
15:40
|
造形遊びに関する研究の整理と理解
(*経験主義と系統主義の対立を超えて)
|
|
16:20
|
後半の内容について議論(質疑応答を含む)
|
|
17:00
|
閉会
|
◆ 登壇者
◎は美術科教育学会員
・◎ 粟津 謙吾(成城学園初等学校・教諭)
・◎ 辻 大地(大阪成蹊大学・非常勤講師)
・◎ 菊地 虹(立教大学教育学専攻博士後期課程)
・◎ 村田 透(滋賀大学・教授)
・小西 悟士(さいたま市立大久保中学校)
・斉藤 洋介(横浜国立大学附属鎌倉小学校)
◆ 共催・後援
共 催 成城学園初等学校
後 援 児童造形教育研究会・造形教育センター
◆ 申込方法・問い合わせ
リサーチフォーラムin東京・成城_2026フライヤー.pdf