代表理事挨拶


 代表理事あいさつ

第12期 代表理事  直江 俊雄(筑波大学)



 

美術を学ぶ喜びをすべての人に届ける研究を進める学会

 本学会は美術教育を愛し、その研究を推進する専門家の団体です。会員の皆様による真摯な研究成果を基に、芸術の特性を生かした創造的な教育実践を子どもたちに、またあらゆる人々に届けるために、教育実践者・研究者の連携を広く進めていきます。

 1979年に発足した本学会は、乳幼児から大学まで、さらに美術館・社会教育ほかすべての人々の美術の学びに携わる教育実践者・研究者の参加を得ながら歩んできました。ここでいう美術科教育とは、教科教育にとどまらず、造形・図画工作・美術・工芸・デザイン・映像、ならびに今後も広がり続ける多様な視覚芸術と、人の学びとの可能性を追究するものです。

 学会が会員の皆様とともに、また社会に向けて発信していく活動のうち、主なものを以下にご紹介しましょう。

 

美術科教育学会誌『美術教育学』は、理事・会員の中から任命された査読委員による投稿論文審査を経て年1回刊行される学術誌で、オンラインによる投稿・査読システムを活用し、美術教育研究の最先端を発信・共有しています。

 

若手研究者の活躍を奨励する『美術教育学』賞は、学会誌『美術教育学』に掲載された45歳以下の執筆者による論文の中で、将来を拓くことが期待される清新で可能性に満ちた研究成果を表彰するものです。

 

『美術教育学叢書』は、新たな発想による企画出版として、2018年からシリーズで刊行が始まりました。書店並びにオンラインで購入が可能です。

 

美術教育の可能性を社会に開く「リサーチフォーラム」は、主に会員からの自発的な企画提案を基に、リサーチフォーラム担当理事との連携のもと、独自の研究会を開催していくものです。

 

共通のテーマに取り組む仲間「研究部会」は、本学会員を中心に、研究テーマや地域によりメンバーを集めて設立し、定期的な会合を持ちながら研究交流を進めていくグループです。

 

学会大会は、年に一回、通常3月に開かれる研究交流のための全国大会です。口頭発表を中心に、シンポジウムや展示発表など、その運営事務局により特色のある行事が企画されます。

 

学会通信は、原則として年3回、本学会の活動や学会員による研究報告などを伝えるメディアとして、オンラインで発行されます。

 

これらの活動については、本サイトの「学会概要」ほか各関連ページでも詳しく紹介されていますのでご参照ください。

 会員の皆様の積極的なご参加により、今後も革新と発展を継続し、美術を学ぶ喜びをすべての人に届ける研究と実践をさらに進めていきたいと考えます。

 

入会ご希望の方は、本サイトの案内をご参照の上、お申し込みください。
申込時の推薦者に心当たりがない場合は、理事か事務局にご相談いただければと思います。