造形カリキュラム研究部会

代表 高橋承一(名古屋造形大学)

事務局 清田哲男(岡山大学)

2022年度美術科教育学会 造形カリキュラム研究部会 開催のお知らせ

造形カリキュラム研究部会は、カリキュラム=教育内容の系列について多角的研究を行うこととなった。教育現場において実践者の実感から出た教育活動の命題は何に由来しているのか、あるいは一部の実践者の実感だけでなく、法的な根拠にこれまでどのように基づいてきたか等、背景についての調査と研究を行う。同時に、授業の方法や評価も踏まえながら、カリキュラムの意義や方向性について考えていく。
 現在、公立高等学校が定員割れまたは、100%の合格率の高等学校(中等教育学校高等部を含む)も少なくない。義務教育ではないとしながらも、日本に住むほとんどの生徒が通う場所となっているため、高等学校の教育段階を無視して美術教育での育みを考えることはできない。そのため、造形カリキュラム研究部会では、研究対象・範囲は日本の公教育かつ高等学校美術までとおして、カリキュラムのガイドラインでもある学習指導要領や、年間指導計画を基にした各学校のカリキュラムについて検討する。