インクルーシブ美術教育研究部会2022 ー障害のある子供達のアートを通した探究の様相
2023年4月1日 06時39分 [Tetsuka]++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
広島大学 学術情報リポジトリ
お申込:https://inclusiveartedu-research2022-01.peatix.com
※Peatixの視聴ボタンよりZoomにアクセスできます。
※本企画は、JSPS22H01008の助成を受けたものです
代表 池田吏志(広島大学)
事務局 手塚千尋(明治学院大学)
近年、人為的に作られた枠組みやカテゴリーを再検討し、その「間」の部分を混ぜたり組み替えたり、また創造的空間として開放したりする取り組みが行われています。例えば、美術教育学者のIrwinは、A/r/tographyといわれる理論・研究方法論を提唱し、アーティスト、リサーチャー、ティーチャーといった複数のアイデンティティや役割を持つ存在や立場を示しました。この中の「/(スラッシュ)」は、一義的に意味を固定できないものや同時複数的な意味や存在が表されており(笠原, Irwin, 2019)、これまで分離されていた状態をつき崩し、再構成する視座が示されています。
では、そもそも私たちがとらえている事物の輪郭はどこにあるのでしょうか。何かを認識する際、社会的、文化的、政治的に作り出された差異や相違を既有のものとして捉えていないでしょうか。また、何かと何かの間で起こりうる新たな可能性を見過ごしていないでしょうか。
そこで、今回の部会では、この“何かと何かが合わさる地点”を創造的なスペースとし、いわゆる障害のあるアーティストと非障害のアーティストがペアで作品を制作するアートプロジェクト「Boundaryless Connection」を紹介します。韓国・ソウルで実施されたこのアートプロジェクトでは、合計20名の障害のあるアーティストが選抜され、演劇、映像、絵画、立体、陶芸等に取り組みました。障害のあるアーティスト1名につき非障害のアーティスト1名が共同制作者となり、アートベースの美的体験を媒介に1対1でコミュニケーションやディスカッションを重ねながら作品制作が行われています。
セミナーでは、このプロジェクトを主催した、韓国、ハンニャン大学(漢陽大学)のキム・スナ教授をお招きし、プロジェクトを立ち上げた意図や経緯、また、成果や課題についてお話いただきます。
本研究部会は、本学会員、本部会員ほかどなたでも参加できます。
日時:2023年6月16日(金)18:00~20:00(17:50よりアクセス可能)
開催形態:オンライン(ZOOM)
申込期限:2023年6月16日(金)15:00まで
費用:無料
お申込:https://inclusiveartedu-research2023-01.peatix.com/
※申し込みにはPeatixへの登録が必要です。
※申し込み後、Zoomへの参加ボタンが表示されますので、当日はそちらよりアクセスしてください。
※パスワードは前日までにご登録いただいたメールアドレスへお送りします。
※ご質問等は、本ページの問い合わせフォームよりお願い致します。
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※本企画は、JSPS22H01008の助成を受けたものです
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※本企画は、JSPS22H01008の助成を受けたものです