オンライン授業に役立つ美術教育リンク集・その1
【解説】
以下のURLの情報は,美術科教育学会の事業部を中心に,代表・副代表が協力し作成したものです。
予め,全てのURLが安全であることを確かめています。各サイトの概略は,ご利用の際の利便性を図ったものですが,各々のサイトの評価や利用方法については,各会員の判断が重要であることはいうまでもありません。ご自分の信条に叶うもののみお使い下さい。なお,内容の細部に至るまで,リスト作成者が推奨もしくは保証しているわけではありません。
また,新型コロナウイルスによる当座の対応策に追われる会員に対して,手助けとなる情報を掲載しましたが,学会として遠隔授業それ自体を推奨しているわけではありません。この点,ご理解願いたく存じます。
ここでは《教育内容に関するもの》と《授業方法に関するもの》に分類していますが,どちらにも属する内容が多く,この分類は目安にすぎません。後者のうち,「B.遠隔授業方法の参考として」については,各教育機関によって推奨されているメソッドがありますので,ここに含まれる情報を活用したい場合には,あらかじめご所属のネットワーク管理者などにご相談の上,ご活用下さい。利用可能な場合でも,容量が圧迫する場合がありますので,十分,ご注意下さい。
上記の説明についてご了解の上,ご活用下さいますようお願い致します。
《教育内容に関するもの》
(1)第33回民教協スペシャル「想画と綴り方 ~戦争が奪った子どもたちの“心”」
(概略)
1時間弱のテレビ放映動画アーカイブ
内容では,綴り方教育の国分一太郎に焦点化されており,想画教育の主導者佐藤文利について全く言及されていない点に不満が残る。しかしながら,大きな物語(自由画教育運動や創造美育運動など)からは見えてこない子供の絵を描く意味が浮上する。
(2)大学の講義内容を体験
大学の講義を無料で体験できるウェブサイト「Coursera(コーセラ)」で,ニューヨーク近代美術館(MoMA)が監修する無料講座がスタート。
(概略)
コースのラインナップは以下の8種類。
1:What is contemporary art?(現代アートとは何か?)
2:Modern art and ideas(近代美術とアイデア)
3:Seeing through photographs(写真を通して見る)
4:Fashion as design(デザインとしてのファッション)
5:In the studio: abstract post-war painting(スタジオにて:戦後の抽象絵画)
6:Art & Activity: Interactive Strategies for Engaging with Art(アートとアクティビティ:アートと関わるためのインタラクティブな戦略)
7:Art & Ideas: Teaching with Themes(アートとアイデア:テーマとともに教える)
8:Art & Inquiry: Museum Teaching Strategies For Your Classroom(アートと探求:美術館で授業をするために)
(3)臨時休業期間における児童生徒用コンテンツの紹介 日本文教出版
(概略)
本来は,授業用として製作されたコンテンツだが,教育法の具体として紹介できる内容。
*用具の使い方【ようぐる】
*おうちでチャレンジ 図工の時間
*おうちで妖怪を見つけよう
(4)国立美術館版「想-IMAGINE」
(概略)
独立法人国立美術館が自らの所蔵作品を中心に作品の画像検索をキーワードなどで検索できるようにしたサイト
(5)せとうち美術館ネットワーク
(概略)
西日本の広域に存在する公立・私立の美術館(約80館)の関連情報が通覧できるサイトで,各美術館の特徴を館長が語るパートや所蔵作品に関する子どもの鑑賞文など遠隔授業の資料や課題として使用できる読み物が多数掲載されている。
(6)英国のTATE(4館合同)が開発した子どものためのコンテンツが一覧できるプラットフォーム
(概略)
簡単な描画ができるコーナーもあり,英語がわからない子どもにも利用可能。
授業方法に示唆を与える部分もある。