代表理事挨拶

 代表理事挨拶


          第9期 代表理事  山木 朝彦

 1979年に設立された美術科教育学会は、美術教育全般の理論的研究を追究する学術団体です。1990年に日本学術会議登録を果たし,現在,日本学術会議の協力団体として,地道な,そして着実な活動を展開しています。
 本学会の活動は多岐にわたりますが,その核には,質の高い学会論文を多数掲載した学会誌『美術教育学』の刊行と,毎年3月に開催する研究大会の二つがあります。そして,これら,活動の中心を成す二つの事業と緊密な関係を保ちつつ,専門的なテーマを協働的に追究する「研究部会」の継続的な活動と,企画の意図は同じでもアドホックな形態で実施される「リサーチフォーラム」は,共に本学会の主要な事業と言えるでしょう。これらの事業の成果報告が,「美術科教育学会通信」と本サイトに掲載されていますので,ぜひご覧頂きたく存じます。
 この「美術科教育学会通信」には,学会誌にかかわる論文投稿の手続きや研究大会の概要など,有用な情報が多数掲載され,本学会の継時的な活動の方向性と成果がわかりやすく纏められています。過去から現在に至るこの「美術科教育学会通信」はpdf化され,本サイトにおいて公開されていますが,これは本学会の発展の軌跡を辿る上で重要なアーカイブとなっています。
 第9期の基本方針としては,多岐に及ぶ活動の透明性を図る方向性を堅持すると共に,さらなる「見える化」を積極的に模索することにより,本学会が真に社会に開かれた学術団体として,人文・社会科学分野における一翼を担うよう努めて参ります。同時に,美術教育の教育実践に資する広範な研究動向をおおらかに受け入れ,質の高い研究成果が生まれるように,理事会においては,学会の運営上の問題点を洗い出し,改善に努めていきたいと思います。


 美術科教育学会は社会に開かれた研究組織です。図画工作科や美術科の授業実践に携わる公立・私立の学校の教員や教員養成課程において研究に従事する大学教員はもちろんのこと,学校との連携を模索する美術館・博物館の学芸員の方々,アートに関わる教育思潮や教育方法論の研究者の方々,芸術に関わる啓発活動に関心を抱く方々など,美術教育に関心を抱く方々ならば,どなたでも参加を歓迎いたします。(入会にあたっては,会員1名からの推薦が必要ですが,会員に心当たりの人がいない場合には,メールなどで代表理事にご相談下さい。)
 まずは、本サイトに掲載された各種の情報をお読み頂き,試しに年間一回開催されている研究大会に参加して頂くのもよいかと存じます。ご自分の研究活動や教育実践に資するものがあれば,ぜひ入会をご検討下さい。